映画
この作品はキャラクターのための物語ではなくて、ストーリーのための物語、あるいは視聴者のためのストーリーなのではないかと思う。乱雑粗悪な物語があふれ返る中、「物語とはそもそも何なのか」ということに対して非常に自意識的な内容であったと思う。 こ…
1931年の作品。「キッド」、「のらくら」以降、「モダン・タイムス」以前。 浮浪者の男が盲目の女性と恋に落ちる話。相変わらずチャップリンは浮浪者なんだけれども、なぜか紳士然としたがる様はどこかしなやか。この浮浪者はまた別の場面では富豪者の自殺を…
弱い者の立場への憐憫がそこかしこににじみ出ている作品。 資本主義化以降、オートメーション化する労働を面白おかしく茶化すシーンには薄ら寒い狂気が漂っていて素直に笑えない。 物語というものは人を傷つけてなんぼなんだなぁと思いつつ、きっとチャップ…
昨日のBSシネマでやってたのを観た。時代劇にはあまり興味がないのだけれど、筒井康隆先生が監督のファンだということもあってなんとなく観た。 題材は桜田門外の変。井伊直弼暗殺を企む天狗党残党一行に用心棒として雇われた新納鶴千代が主人公。 登場人物…
正直なところ、映像が新しくなった・綺麗になったということに関しては興味がないです。『エヴァ』というモノに対して新しい解釈が付け加えられるのならそれを体感したいと思い、ケチな自分にしては珍しく劇場に足を運びました。 とはいえ「エヴァ」をTVで観…
(http://wwws.warnerbros.co.jp/skycrawlers/) 森博嗣先生の『スカイ・クロラ』アニメ化だそうです。
大学の図書館で映画『逆噴射家族』を観た。 小林よしのり原案・脚本、石井聰亙監督。 クレイジーなギャグの中に、生きることの窮屈さが切実な作品でした。
以前、録画したものを今日見た。 こういう、一つのアイドルないし芸術家の苦悩と転落を見るたびに僕が思うことは「人気に踊らされるファン、作品を理解しようとしない無責任な人間にはなりたくない。 黄色い声を上げる女性ファンは結局の所、自分達が気持ち…
(http://www.youtube.com/watch?v=u10YzkEkt5U)
個人的好奇心から分裂症とか自閉症の本を読んでいるのだが、その本の中でこの映画が取り上げられており興味半分で観てみた。 自閉症者のサンプルとしてこの映画を観るつもりでいたのだが、途中からそんなことも忘れていつものように物語を楽しんでいた。 こ…
ガンジーは歴史上の中で私が尊敬する人物のうちの数少ない一人だ。 なぜ、ガンジーが好きなのかといえば、エゴイストではないから。物事をよく考えているから。目先のプライドから自由で思慮深い人物に好感が持てる。 とはいえ、歴史を題材に取った作品とい…
別に副題になるほど「有給休暇」は重要じゃなかったね。 昔、役者さんになりたいなと思っていた時期には西田敏行さんみたいな演技が出来たらいい名と思っていたよ。 コレを観ているとよく親父が脇から浜ちゃんを見て「いいなぁ」と呟いていたけど、そういう…
なんか物足りないというか何と言うか。場面の一つ一つがつぎはぎみたいで面白くなかった。 でも、泣いたんだよね。しんのすけが自分の好きなヒーローをお守りにするシーンでさ。 「ファンタジー」に飲み込まれて堕落していくひろしとみさえの描写が辛らつで…
BSにて。 それぞれの登場人物が短絡的な行動を取らないことに共感。特に母―モニカが一時的な問題に対してもワンクッション置こうとするところに"親として"の存在のリアルさを感じた。 言葉の一つ一つ、存在の一つ一つが辛らつで、場面一つを切り取るだけで色…
グッド・ウィル・ハンティング [DVD]作者: ロビン・ウィリアムズ出版社/メーカー: 松竹発売日: 2004/11/25メディア: DVD クリック: 36回この商品を含むブログ (78件) を見る
自分の人生の今のこのタイミングでこの映画を観る事が出来た幸運を感謝します。 この物語に出てくる人は天才で、僕は凡才だけれどもそれでも『なんとなく』前に進み出せない人間の心境にはとても共感させられる。 特に印象的だったのが、CIA(?うろ覚え)に勧…
信じられないと人は言う。緑色の髪の毛はありえないと人は言う。ありえないことだからなかったことにしようとするし、信じられないことだから忘れようとする。それは日常の平和を脅かすからだ。 戦争の話だ。
観た。面白かった。
もけもけが泣いた> 殺伐としている昨今。日記を読んで察してもらっていれば幸いなのですが、今の私は荒れています。 もう感性というものが擦れてしまし、涙の池も乾いたと思っていたのに、泣きましたよ、この私が。今までアニメで泣いたのといえば、「クレヨ…
芸術の矛盾を感じました。芸術家というのはとかく暴走しがちだけれども、本来の芸術というものは日常のさりげない一コマの潤いであるべきだと思いました。
今年観た映画15タイトル。今年観終えたアニメ15タイトル。ただし、アニメで尚且つ映画のものは重複して数えた。 今年観た映画の中で面白かったのがウディ・アレンの『重罪と軽罪』。今年観終えたアニメで印象深かったのが『オーバーマン・キングゲイナー』『…
を見終えた。
を見終えた。
を見終えた。
を見終えた。
シャレにならないくらいに怖い。そして、それ以上に面白い。 常識と心理と事実の相克とすれ違いのバランスが良くて、グイグイとのめり込める。 題名の『チャイルド・プレイ』とは言い得て妙。 導入部が面白い。人形を与えられた子供が「チャッキーがニュース…
本屋のバイトでのこと。返品作業中に、上記の本が目に付いた。そういえば最近、映画を観ていないなぁ、とか思いながら、店長の目を盗んで、この本で紹介されていた映画を素早くメモする。 映画には詳しくは無いが、この本の中で紹介されている映画のほとんど…
題名に引かれて借りたこの映画が滅茶苦茶面白かった。皆さんにも是非、観てもらいたい。 観てもらいた過ぎて、どう紹介したらいいか困ってる、迷っている。 取り合えず、理屈っぽい内容ではあります。 ただ、その代わりに、人の生死をとても丁寧にそして重た…
なんだか、よく分からないのだった。はてなダイアリーのキーワードをみたらこの人の作品は難解らしいので、私ごときが作品を理解しようなんていうのはおこがましいにもほどがあるらしかった。 恐らく時代に翻弄される人々のことを描いたのではあるのだろう位…
(http://member.nifty.ne.jp/mindy/column/otona.html) ネット巡回中に面白いものを見つけた。 この人のオトナ帝国以後の作品解説も読んでみたい気がする。
サスペンスもの、入れ替わりものです。 観ていて怖かったです。転がしに転がして、本当によく出来た話だと思いました。 『罪』というのはいつだって、人間にとっての最大のテーマなのですね。 終わり方が凄かったです。