否定論

 自分の行動が、前提から間違っているような気がしてならない。金銭のやりくり・趣味の比重・価値観・他人。
 自分がいつも間違っているような気がするから、「変わること」にあこがれて、「いつもと違うこと」を楽しもうとする。それが次第に日常を否定することにつながって、日常を生きることしかできない自分がさらに信じられなくなる。
 だから、非現実的なこと・抽象的なことにさらにのめりこむのかもしれない。