The rising sun, the moon not setting

 本屋のバイトの作業の中に本のカバー折りというものがあります。文庫本や新書、文芸本を買った時に本屋さんからかけてもらうあのカバーです。あのカバーはあらかじめ折っておいて作りだめておくのです。
 今日はレジに立ちながらその文庫本のカバー折りをしていたのですが、その単純作業はあまりにも暇だったので、手だけは動かしながら頭の中では今折っているカバーの中に収まるであろう愛しい小説達について考えていました。
 本屋のレジに立っていると、小説を買っていく客がいます。(当たり前です。)
 それらのお客さんの流れを見ていくにつれて、自分の物欲が増長していくのが感じられます。
 僕も本買いたい。
 今回の電撃ゲーム小説大賞受賞作品(電撃文庫)と、エンターブレインえんため大賞受賞作品(ファミ通文庫)が気になっています。