2007-01-01から1年間の記事一覧
シリーズ第三弾。今回は全3話で再び各キャラクターをそれぞれピックアップしたストーリーが描かれています。 今作では「自分のルーツ」をテーマにしてそれぞれの過去を掘り下げていきます。 特に第2話の「陽炎」の話が秀逸で「人殺しのトラウマを回避するた…
賛否両論あるようですがいいんじゃないでしょうか。 現代の社会病理的なものを現代の少年少女の鬱屈と絡めて、説得力のあるファンタジーにまで昇華したセンスは評価に値すると思います。 なんだかんだで物語の構成力も良いと思います。食事シーンの後に過食…
気鋭のバンドにしては取り立てて聴くべきところを見つけることが出来ませんでした。
1938年のコメディ映画。「赤ちゃん(Baby)」というのは豹の名前。 人と人の行き違いと誤解だけで事件をここまで面白おかしくなってしまうのかと驚くと同時に人間のコミュニケーションという物についての不完全さと自分達の日常の危うさも感じました。 人と人…
昨日のBSシネマでやってたのを観た。時代劇にはあまり興味がないのだけれど、筒井康隆先生が監督のファンだということもあってなんとなく観た。 題材は桜田門外の変。井伊直弼暗殺を企む天狗党残党一行に用心棒として雇われた新納鶴千代が主人公。 登場人物…
「灼眼のシャナ」OP I'veは確かにいい曲を作っていると思うし、歌手陣も歌唱力はあると思うんだけど、舞台の上と裏方の分離がなんとなく気になる。 曲と歌手が全くシンクロしていない感じがする。
「知性と感性のシンクロニシティ」 をヴィジョンにしているなんて事を吐いているけれど取り立てて面白いところは無かったかな。 イントロはカッコいいけれど、ヴォーカルのパワーとテクニック不足がどうしても気になります。
今更感がありましたが、CDレンタル半額セールをやっていたのでレンタル。 YUKIの曲は既に『WAVE』で押さえていたのですが、スネオヘアーの"ワルツ"と"スプリット"が聴きたかった。 うまくいかないちぐはぐな恋愛関係。登場人物の皆がいい人なんだけれどどこ…
今回の対戦相手は仙人-彼我木輪廻。相変わらず概念のこねくり回しが続くけれど、今回のは流石に空回りしているとしか言いようがない。西尾維新は戯言は書けても禅問答を書ける人間じゃない。
(http://alook.jp/ytm/) 別に今度のリメイクヤッターマンでドロンジョ一味がメガネをかけるという訳ではなく、メガネブランドのalookが三人のキャラクターをイメージしたフレームを販売するという話。 しかし、フレームが太いメガネは視界の邪魔になるので正…
『王刀・鋸』の所有者、汽口慚愧戦。今、10巻も読み始めているのですが、このキャラクターだけ対戦相手の中では例外的に回想場面以外のところで再登場してます。アトガタリにあった様に本当に気に入ったようですね。私も大好きです。 せっかく各地を転々とし…
来たよ来たよ涙腺に来たよ。 一体、どれだけ涙もろいんだろうね私は。 無駄にイマジネーションを刺激する破天荒な文体はそのままに、アイデンティティの問題に関して結構真面目に考察してると思うんだ。 次巻が最終巻。もう出てるんですね。
(http://www.tatsunoko.co.jp/yatterman/index.html) こちらはアニメのリメイク。 2008年1月14日より毎週月曜よる7時放送。結界師の枠ですね。 むしろコナンもそろそろ終わりにしろ。
(http://www.yatterman-movie.com/) 新作。 ヤッターマン1号ことガンちゃんに櫻井翔。股間は光らせますか? ヤッターマンよりもドロンジョ様の方が気になるよ。にしおかすみこにでもやらせますか?
今日はヤッターマンの話題で。リメイク版に関してはテーマ曲がどうなるのかも気になるところ。 劇場版は昭和ブーム的な流れの一環なのかな。
読了。正直、『刀語』に物足りなさを感じていたのでいいタイミングで発行してくれたと思います。 個性的なキャラクターを魅力的に描きつつ、事件発生後に一気にそれを反転させて見せる人間の素朴さは、果たしてリアルさを求めた結果なのかエンターテイメント…
レンタル。楽しすぎる。
(http://www.kotensinyaku.jp/) 去年の10月に光文社から創刊された新訳古典文庫が面白い。岩波文庫のような苔の生えたような物(褒め言葉)とも新潮文庫のような広く浅く的な物とも違った肉厚なラインナップが魅力的。
(http://www.jali.or.jp/tti/) 来年1月、ライトノベル「ビアンカ・オーバースタディ」の第一回が掲載されます。詳細未定。 私の中では現代文学の二本柱は村上春樹と筒井康隆だと思っています。文学というフィールドの村上春樹と、SFのフィールドの筒井康隆…
第十五回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞の森見登美彦先生の最新作。 落語と文学の中間を行くような軽妙で飄々とした文体が魅力的。ただ事実を描写するだけの大衆小説の文体ともエンターテイメントのインフレ誤魔化しのライトノベルの文体とも違い、ただ…
レンタル。筋肉少女帯は聴き始めて一年経ったかどうか位のにわかファンだから歴史の重さとかよく分かりません。 とりあえず私の心境としては"新人バンドのテーマ" 破天荒な世界観の中、馬鹿っぽい歌詞の中にするりと紛れ込まされた毒がたまりません。
(http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1041704.html) 『ゲーム感覚』の定義はおいておくとしても、「こういう」文化に馴染みのない人はとにかく「こういう」ものを不気味に感じるんでしょうね。だから取り合えず『ゲーム感覚』って名づけて分かった気…
(http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071017/137741/) Wiiの新サービス。ネット回線を介しての体験版とプロモーション映像の配信、それからユーザーが作品の評価をWiiのチャンネル上から送信できる機能。 これはそれほどセンセーショナルなサー…
日本最強を襲名した後という事で対決の主軸を肉体的要素から心理的要素へと切り替えた辺り、エンターテイメント慣れした西尾維新のセンスのよさが光る。
物語の方向性が見えてきた感じ。今までは"ワンネス"とかいう概念を漠然と追っていただけだったが、そこに至るために何をすればいいのかが分かってきた。
斉藤環先生の『戦闘美少女の精神分析 (ちくま文庫)』と照らし合わせながら読んでみたくなるような物語構成。MS少女張りの戦闘兵器に身を包んだお嬢・ボーイッシュ・不思議系キャラが右に左に大暴れして、男の子は無力感を抱えたままうじうじする話です。 ハリ…
私は草双紙のおいらんやお姫様の着物の色を選み、またその顎のしたにひとつのすじをいれ、眉のひきかたをちがえるなどいろいろと自分の好みをくわえて、そして昔の神様のように自分のこしらえたものを恋人にしてだいじに引き出しへしまっておいたりした。が…
もう今年の夏で最後だったのでしょうが、長期休暇中にリゾート地でアルバイトをしている間は一週間に一冊の割合で読み終えると決めて毎日同じページずつ本を読み進めるのが楽しかったです。とはいえ、今年の夏はDS-Liteを買ってそれに夢中になってしまったの…
基本的に雑誌は立ち読みしていないしもちろん買ってもいないので一年に一回の楽しみです。 ほのぼのとした家庭的な穏やかさの商店街の雰囲気の癒しもさることながら、完成された独特の笑いもなかなかのもの。 「独特の笑い」といっても「漫画家の独りよがり=…
特別、派手な設定を使わずとも「なんとなく面白いんだよなぁ」と思わせるのは清涼院先生の特徴でしょうか。 西尾先生がインフラへの固執を見せつつ、清涼院先生はこちらでは概念への固執で読ませてくれます。なんか、模型を制作しようとして一つの部品にひた…