2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

本棚の中にきちんと収められた本ほどみっともないものは無いと思う。 上手くは言えないけれど、例えばベッドの中の枕元の辺りや数学のテキストとノートの中に紛れ込んでいる小説は美しいと思う。 枕元にある本を見て「ああ、俺はそういえば昨日眠る前これを…

 読了報告 谷川流『涼宮ハルヒの退屈』

これは意外な名作だと思われる。というのも、このストーリーの下地になっているのが、ハイデガー思想の現在性とか自意識とかの問題を踏まえた構成になっているから。 読んでいてワクワクするのは、そういう面白みを引き出す技を谷川氏は上手に引き出している…

問わずもがな

結局自分は何がしたいのかな? とか。

 あ、ぱーふぇくとでいふぉーさぼたーじゅふぉーくらす

今の今まで気がつかなかった。佐藤友哉の鏡家サーガの、『鏡』という姓名は、「シーモアグラース(See more glass)(glass→鏡)」に由来するんだね。 グラースサーガという言葉は知っていたけれど、こういう形で作品に引用されているとは思わなかったなぁ…。

 久米田康治『かってに改蔵』

なんとなく、永遠に続くかと思われたこの漫画も次週で最終回だそうです。 寂しいですね。毎週の楽しみだったのに。 しかし、今回の展開はあまりにもあまりだろ。 秀才バカボンには笑ったけどさ。

 読了報告 上遠野浩平『殺竜事件』()

これは恐らく上遠野浩平ファンのための小説。だから、上遠野浩平のほかの作品を読んだ事のない人にはあまりお勧めできない。 結局、言っている事はいつもと同じ。人生、思う通りにはいかないが、それでも何とかしようという心は大切であり、自分の不甲斐無さ…

札流事件(かなり嫌だ)

大学の読書マラソン。早速昨日、先日読み終えた『疾走』の読了を報告してきました。 生協に、他の方々が読み終えた分のPOP書きがあり、それをぼんやり眺めるのもまた楽しく。

いつでも心に驚きを

バイト中、店先の近くに雷が落ちて、店内が停電になりました。 すごく面白かったです。

最近、自分の読了報告が作品の分析に終始してしまっていてひどく情けない。 もっと、物語を自分の中のこととして全力で小説の世界に足を踏み入れられる読書家になりたいと思う。

 読了報告 重松清『疾走』()

しっかりとした骨太な文章。安易なハッピーエンドに流されず、絶望的な状態の中で必死に救いを求める姿勢が心地よかった。 技術的にも目を見張るものがある。「お前は…」と二人称視点で話を進められたときは驚いたが、すんなりと入り込むことも出来た。二人…

失想

テストが近いというのに、今日も明日もバイトです。 こうして徹夜して、レポート作成したり、テストの準備をしたりするのは、いかにも大学生といった感じで結構楽しかったりもするのです。音楽聴きながらだと調子もいいし。

ドロドロ

先日の徹夜疲れからか、殆ど眠っていた。泥のように眠る。という比喩がぴったり当てはまるくらい。 って、また休日を無駄にしてしまいました。先週の日記にも気をつけようと書いたはずなのにな。

反省とか

恍惚とした感情からは逃れられない。けれど、脳内麻薬は本当に危険。周りが見えなくなるから。 だから、独り善がりにならないように気をつけようと思う。

授業中に紹介された本をメモに残そうと思う。機会とお金があれば是非チャレンジしてみたい。 バタイユ『エロティシズム』(ISBN:4480087990) バタイユ『眼球譚』(ISBN:4309462278) 中島梓『コミュニケーション不全症候群』(ISBN:4480031340)

生きる事は痛みを知る事

徹夜して、ハイな気分のまま電車に乗った。通学である。いつもならば、電車に酔ったりして読書に専念できないのであるが、この時は精神的にハイな状態を維持できたので、ずっと本を読んでいる事に成功した。約二時間の読書時間の確保である。これは、私にと…

アウト・プット、イン・プット

俺のメガネ どこにいったか知らないか? なぁ、お前も一緒に探してくれないか? 俺の大切なお気に入りなんだ。 え、そんな面倒くさい事をせずに 新しいのを買えばいいだろう、って? おいおい 二度も言わせるなよ あのメガネは俺のお気に入りなんだ フレーム…

ハイ、灰、肺

この日の記憶が無い。マジでない。理論的に考えるならば、この日はバイトのシフトが入っていた日である。それでいて、22時で終った日である。けれどこれは、後付けの上に肉付けの記憶なので定かではない。 と、ここまで書いてみて思い出した。この日は確か、…