西尾維新「きみとぼくの壊れた世界」(ISBN:4061823426)
さて、僕はこの本を買う目的でこの本屋さんにやってきたというのに、こんなにもあっさりと手に入れてしまうのはなんだか却って悔しかったので、この本を買うかどうかを迷ってみることにしました。
で、最初のほうを立ち読んでみるのです。
この小説には暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています。
な、なんだってー!!!(MMR風)
帯にそんな帯句が書かれている小説を求めて…
いきなりやってくれました。
で、淡々と読み進める僕なのですが、思ったこと。
西尾さん、何か嫌なことでもあったんですか?
いや、まあ、皮肉なのか自虐なのかよく分かりませんが、なんだかのっけから大暴走のような気がするのです。いえ、いい意味でですよ。
ここから、読んだことのある人にしか分からない話なのですが、目を引くダサい本名でもなさそうな目を引くペンネームの、新書サイズ誰のことでしょう?照れることも悪びれることもなく自らを『本格』と標榜する際限なく不遜極まる種類の推理小説って何のことでしょう。西尾さん、JDCが嫌いなんでしょうか。まあ、いいや。
しかし、帯句に『密室』なんて書かれていたらネタバレじゃねえか、っていう指摘はうむなるほどと思いました。さて、最初の2、3ページでこれほど笑わせてもらったのですから、これは買わないと失礼ですね。
平積みではなく、横に立てかけられるように六列程度に並べられていたその本。その奥のほうにある人の手がつかないヤツを手に取り僕は颯爽とレジに向かうのでした。880円(税別)後悔は無いさ。なにせヒトクイなんか1200円も…ぐはあっ(謎吐血
そうそう、気がついていない人のために朗報。ヒトクイマジカルの表紙カバーをとって裏返してみてください。
しかし、今回の表紙何とかなりませんでしょうか。反応に困りました。最初、スクール水着かと思いました。今でもよく分かりません。陸上競技選手用のユニホームでしょうか。どの道、今回の表紙の太ももはなんだかエッチィです。相変わらず金の掛かっていそうな表紙カバーだと思いました。