Unsuitableday for voluntary

 今日ほど自分の弱さを痛感した日はありませんね。
 この日はテスト前の最後の授業があり、私は珍しく講義に出ていました。この授業が終わった後に、実は予定が入っていたんです。文学の先生に、前々から私の小説を読んでいただいてもらっていて、この日に「授業の合間においで」と言われていたんですね。
 その文学の先生の講義は、私が受けている授業と同時間に行われていて、私はいつもその先生の話を聞くために授業を十分ほどいつも早く抜けていたんです。
 ところがどっこい、この日の授業中、先生が「で、来週のテストの出題箇所の話なんですが〜」と口にした日にはもう何といいますか、一種の呪いをかけられたといいますかなんといいますか。
 結局、自分が悪いんでしょうね。テストなんか本当はどうでもいいはずなんですよ。大切なのは授業を理解したか否かの筈であって、テストでいい点取れるかどうかが問題なのではない。それは分かっていても、落第の危機とか親からのプレッシャーとか、そういうのが怖くて、その先生の悪魔の囁きに耳を傾けてしまったんですね。
 授業が終わり、急いで文学の講義が開かれている教室に飛び込んでも既にそこはもぬけのからで、教員室にも文学の先生は居らず…。


 「普通」を突き破るには、「普通」以上の力を持って挑まねばならないって事。今日の教訓はそれに尽きますね。
 文学の先生とのお話は、後期のお楽しみに取っておきましょう。夏休みかけて、もうひとつかふたつ作品を作って持っていこうと思います。
 本当は、この日の話を聞いた上で夏休みの創作に挑みたかったんですけどねorz