読了報告 『The Missing Piece』title


 とても面白かった。特に、『Missing Piece』の中にあった、欠片を探しているときと、見つけたときの『僕』の世界の捉え方の違いに考えさせられるものがあった。
 欠片を探している時は、確かに『足りない』という感覚が付きまとうのだろうけれど、その代わり色々な事を探したり感じたりし、そしてその事に充実を覚える事もできるのだろう。
 欠片を見つけてしまったら、後はただ前に進むだけ。『前に進むだけ』はとても悲しいことだと思った。
 けれど、大人になるということは、そういう事でもあるのだろう。


 俺、いい加減、大人になれよと、自問自答。