総括 2004年の読書事情
今年に読んだ本を調べ日記を遡りリストアップしていったのだが、10月の時点で嫌になり、9月の時点で過ちに気づき、7月の時点で引っ込みがつかなくなった。
上下巻だの、続編だの数え方は微妙だが総計77冊と相成りました。一ヶ月に約六冊読んでいたことになり、大抵一週間に一冊読み終える形だったらしい。
今年は私にとって舞城王太郎・佐藤友哉・滝本竜彦元年でした。と同時に舞城王太郎と滝本竜彦は買うやいなや読み終える形を維持。特に舞城王太郎は一定ペースで新刊も出してくれ、それに合わせてすぐ読み終えることが出来た。
作家別で見ると、一番多く読んだのが上遠野浩平で7冊、次点に舞城王太郎で6冊、谷川流5冊だが、谷川流は涼宮ハルヒシリーズのみ。上遠野浩平は新刊をあまり出してくれなかったのが寂しい。
今年は自分から意識して読書するようになり、色々と本を買い集めたりもした。
新規で読む・購入するようになった作家さんやシリーズも増えた。
印象深いのが10・11月期の金原瑞人講演会に向けた読書強化月間。『豚の死なない日』は面白かった。金原瑞人先生には私の書いた小説も読んでもらい非常にためになる助言もいただけて思い出深い。
ちなみに純文学(児童書含む)13冊。一般文芸(佐藤友哉はこちらに)が24冊。ライトノベル(上遠野浩平の事件シリーズもこちらに)35冊。ノンフィクションが5冊。
色々と面白い本が読めたが、これといって一番として挙げる様な小説がなかった。
どんぐりの背比べ小粒揃いでしたな。
秋山瑞人の『イリヤの空』とロバート・ニュートン・ペックの『豚の死なない日』が今年のベストという事にしておきます。わお、ヤングアダルト。