電撃文庫新刊1月2月

http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/new/next.php

 電撃小説大賞受賞組の新人は今年も2月に揃い踏みです。今年の受賞作はなんか、アレだなぁ。三作品とも暗い話みたいだなぁ。
 ところで、電撃小説大賞を受賞した各作品への選考委員からのコメントがメディアワークス内のHP(http://www.mediaworks.co.jp/3taisyo/11/11.php)で見られるんだけれども、これをそのまま鵜呑みにするわけにはいかんのですよ。結局、これらのコメントの中にも「売る」ための詭弁がいくらか混じっている可能性があるのを覚えておかなければいけない。
 しかし、シリアスで受賞作を取り揃えてニーズの多様性にはどう対応するつもりなのだろう。阿智太郎沖田雅筋のコメディ路線が今年は無いのが少し寂しい気がする。
 コメディ路線を角川スニーカーに任せよう、って腹なのかもしれない。同系列の会社だし。
 コメディへの対抗馬としてファミ通文庫組に期待。


 また1月には秋山瑞人の新シリーズが出るようなのだが、「夏」を売り文句にしているところに「守り」に転じた弱さを感じる。
 一度した成功の手段を、常道だと思い込んでしまうのが人間の弱いところ。秋山瑞人先生には追求者であってほしいのだが、編集がそれを許さないのだろうか? 不景気だしね。


 3月には撲殺天使が出ますよ。オーイエ。説明は不要。