今月のマーガレット

 ところでここの漫画喫茶。漫画喫茶なのにちゃおとかなかよしとかその手の雑誌まで置かれていてビックリです。そこで、嬉し恥ずかし気になっていた漫画をチェックする。そのタイトルは


銀盤カレイドスコープ

 元はスーパーダッシュ文庫から出ているライトノベル。読み終えたんだけれど、日記には感想を書き損ねていた。小説は面白かったけれど、漫画版は果てさて…。
 駄目でした。というのも、漫画版では主人公の性格を描ききれていないのだ。小説では桜野タズサの性格は毅然とした高飛車として世間では見られている。だから一見お高くとまっている風に見えてしまう。しかし、実は彼女は真面目な努力家。一本筋を通す生真面目な生き方をしている人間として描かれている。
 ところが漫画版ではただのわがままお嬢に成り下がってしまっている。少女向け雑誌への妥協か作者の意図のすれ違いか。そういえば、本屋での立てポップなんかもその点を勘違いしている風だったなぁ。