『Chronicle 2nd』Sound Horizon
(http://www.soundhorizon.com/)
知り合いに教えてもらってから気になっていたサークル。
多分、メロンブックスにいる時に耳にしてはいた。
初めて聴いたときから今でもそうなのだが、過剰な自己陶酔っぷりがどうにも好きになれない。
昨今の頭が弱めの幻想に対する想像力がどうにも自分には気になる。Keyにしてもleafなどのビジュアルノベルに見られる印象からもそう。
羽、血、月、風、死、神、それらのガジェットを適当に組み合わせてそれっぽく演出している。
ただそれだけ、の感が否めない。
ただ自分が気持ちよくなるため、ならそれでもいいのかもしれないけど。そういうものに対して「馬鹿じゃねーの」と思う人がいるのも確かなはずだ。まあ、大抵の人は無視したりするものだけれど。
だから敢えて買ってみた。自分は22で、今日本に存在する世代という概念のうち、自分が所属しているのは、多分一番下の世代ではない。
上の世代から見て、下の世代の文化というのは得てして陳腐に見えてしまうもの。
もし、Sound Horizonが今の一番新しい世代に受け入れられている音楽ならば、僕はそれが内包している物を知りたいと思った。