心狸学・社怪学 (角川文庫)作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1986/03メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 84回この商品を含むブログ (22件) を見る

 ここで描かれる物語というのは一見短絡的過ぎてリアルではないように見えるが、これは象徴的という意味でリアリティがある。
 筒井康隆先生が描く人物と語る物語は物事を多角的に捉え、そしてそれらの主張が行き着くのは「どう転んでも人間は愚かだ」という結論。