2004-04-23から1日間の記事一覧

 読了報告 佐藤友哉「エナメルを塗った魂の比重」

読み終えてみて、この題名はセンスがいいと思った。 運命に踊らされる少年少女の悲劇をとことん冷静に描ききった点で安っぽくない「本物っぽさ」を醸し出しています。 けれども、全体に流れる雰囲気はどこか投げやりで、著者の癖なのか「あっそう」「嘘だけ…