マンガ・小説・アニメに映画。
これらは人を作り上げるものだ。
そして、自分が選ぶことの出来る唯一の物語り体験だ。
否応無しにこの時代に、この場所に生を受けた僕らは物語を選びながら自分をコーディネートしていくのだ。


今日、僕は借りていたビデオを返すがてら、ブックオフによって古本を買ってきた。
エクセル・サーガの買っていない分と、手塚治虫ブラックジャックだ。


そんな僕が今日観終えたのが、スクライドだった。
いや、別にスクライド云々に関する感想は正直な所無い。ただ、今日の日記が独り善がりになる前に責めて自分が今日観たアニメを端的残しておこうと思ったわけだ。


物語り体験。
これは一体何なのだろう?


最近、大学生になり一年以上経った今、自分がどういうものを観て、どういうものを感じるべきなのかが分かってきた気がする。
私はこの二十年、色々な事を考え、色々な事を経験した。
確かに、後悔と慙愧の念に満ちた忌まわしい過去だが、それを僕はとても愛しいと思う矛盾。
そんな中、幸か不幸か僕はその実経験と物語経験を繰り返してきた。
その経験が凄く好きだ。
本を読み、考え、自分を作り上げる過程が凄く好きだ。
経験を重ね、物語を読み、一体どれほどのモノを自分は感じ取れるかを試すのが凄く好きだ。


最近、自分がどんなものが好きで、どんなものを経験するべきかが分かってきた気がする。
そんな私の最近のマイブームは『月姫』と『戯言シリーズ』だ。
どうも波長が合ってくれた。


物語とは、人が人に何かを伝える手段です。
凄く当たり前の事ですが、物語のクリエイトとは凄く素敵に映ります。


自分の人生をかけ、物語を紡ぐ。なんと素晴らしい活動でしょうか。
自分が何を思い、何を受け継ぐのか。
それは『今』にかかっています。


これから僕は自分がどんな人間なのか、自分がどういうものかを好きなのか、それを知りつつ捕捉しつつ、補足しつつ。
自分の人生を愛するための物語に出会っていきたいと思います。


あなたは、何が好きですか?
あなたは、何を感じ取れますか?
あなたは、何を考えているのですか?


秋の夜長に、良き物語と出会えるよう…。