読了報告 中村文則「悪意の手記(『新潮 5』より)」

 最近は文芸誌にも手を出すようになった。新しい読書世界の開拓と、本の読み方を養うために。
 そんな時に手に取った『新潮』の五月号の中に掲載されていたのがこの「悪意の手記」
 無駄なものが一切無い。人間の良心の問題に鋭く迫る作品でした。
 読書をしていて久し振りに興奮した。


 気がつくと心臓の中に針が埋め込まれていた、そんな読書体験。いつ刺されたのかは全く覚えていないのに。


 新潮社のサイトに冒頭部が掲載されています。
 でもこの箇所からはこの作品の魅力は伝わらないだろうな。
http://www.shinchosha.co.jp/shincho/200405/nakamura.html