佐藤秀峰『ブラックジャックによろしく』

 最近、立ち読みで『ブラックジャックによろしく』を知った。題名が気に入らんかったけど、今回の精神科編はとても考えさせる内容。
 単純に『精神の問題』(まあ、これだけでも十分に複雑なのだけれど)だけでなく、『精神障害』の理解を一般に広めようとする新聞記者の存在が内容の厚みを幾重にも高く(もしくは深く)している。
 著者の考えの深さがひしひしと伝わってきます。
 『精神異常』と『精神障害』は違うのだということを学べただけでも、今回の九巻の内容は充実しています。
(ただ単に、私の興味に合致しているだけかもしらんけど)