2004-07-30 読了報告 秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏』 小説 今年の夏の気だるさには、イリヤがよく似合う。どうでもいいが、表紙のイラストは何故あんなにキャラクターのボディラインを浮き立たせているのか。電撃文庫。いい加減にしなさい。 秋山瑞人は文章のテンポがよい。歯切れも良いし、単語の選別にも成功していると思う。 もういっその事、鼻血だけでなく萌えキャラの記号を破壊するぐらいの暴挙をやってくれていいと思う。 それにしても、この手の作家さんの知識の量は半端ではなく、好きこそ物の上手なれなんていう言葉をしみじみと感じ入ります。