人工楽園 (角川文庫クラシックス)作者: ボードレール,渡辺一夫出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1955/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る

 アヘンやアシーシュなどのドラッグによる思考力の飛躍。宗教的意義について。
 ボードレールはドラッグがお嫌いらしい。楽園というのはそこに「ある」ものであって、「造る」べきものじゃないんだな、と。
 正体不明のものに無理に形を与えようとすれば歪めるばかり。自分の手前解釈で楽園を作ってはいけない。
 そういう傲慢不遜をボードレールは嫌ったのだと思う。