劇場版クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード

 今日、テレビで放映されたやつです。私はこれを去年の春、公開初日と同時に観に行きました。何故かは知りませんが、後日、再び劇場に足を運んで、今回で観たの三回目。
 なんだろう、中毒性があるのかなぁ。最初観た時、今回はストーリー構成に疑問が残るなぁ、とか思ったんだけどね。それでも、三度観てしまったという…。確か去年のその頃はlycosダイアリーで日記書いてて、映画の感想も書いたはずなんだよね。lycosそのものがinfoseekに吸収合併されちゃって、その時の日記のログは残っていないんだけれども。
 やはり見所は三つ。しんのすけのジェットコースター脱出シーンと、しんのすけの脱補助輪後の自転車滑走シーンと、ラスト三十分敵本拠地前の怒涛のバトルシーン。
 もうこの一家は無敵だな、と。パラレルワールドに飛ばされるわ、時空を越えるわ、巨大ロボットと戦うわ。
 劇場版クレヨンしんちゃんが纏う雰囲気みたいなものが大好きです。ほのぼの感、お祭り感、微妙な非日常感の見事なバランス。そして、家族の一体感から来るカタルシスは毎度の事。


 あー…、しんのすけの自転車の補助輪が外されたシーンで泣きました。いや、あそこ泣けますって。あの演出、間の撮り方、アングル。「自転車に乗れた!」というあの感動を見事に表現してくれました。
 自転車に乗れた達成感の元、大人達を相手に好き放題暴れまわるというのも良かった。なんつーか、「壁を乗り越えた」後の「世界」って感じで。凄く好き。


 今回はノリが最高潮。アクションシーンで、友人・家族の頼もしさを楽しむのが正解ですよね。
 友人との活劇→一人での戦い→家族との活劇 の三場面に分ける事の出来るしんのすけシナリオが良かったと思います。