パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.3「Three Cheers(万歳三唱)」作者: 清涼院流水出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/01メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 1回この商品を含むブログ (24件) を見る

 特別、派手な設定を使わずとも「なんとなく面白いんだよなぁ」と思わせるのは清涼院先生の特徴でしょうか。
 西尾先生がインフラへの固執を見せつつ、清涼院先生はこちらでは概念への固執で読ませてくれます。なんか、模型を制作しようとして一つの部品にひたすら固執しているだけなんだけどその小さな部品への固執だけで全体を察せさせることなく無意識に「全体」を刷り込んでいく感覚が読んでいる間は心地いいです。
 

 そして今回では意外な過去の真相が明らかになります。とはいっても、一般読者から6ヶ月遅れている私が書いてもむなしいだけですか。
 こちらももちろん一年間読み続けるつもりです。